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原発さん

はっはは
「なくなっても」と言いましたが、正確には「なくなる」ではなく「変わる」ってことですかね。
変化できる点では息子と同じですね。

時代とともに私は生まれ、そして時代が流れ私がまた別のものに流れ変化していく、、、、
ごくごく自然なことです。
人々の思いが時代とともに変化して、エネルギーという価値観やそれを動かすシステムが変化していけば
私自身も変化するのは当たり前です。
でも「人々によりよいエネルギーを送る」という役割は変わらないんですよ。
「よりよい」というのは「そのものが進化する」から「よりよい」となるんです。
というわけで、私自身が進化するというのは、とってもワクワクすることです。

「原発」というシステムが変化し、さらにもっとステキなエネルギーを送るものへと変わっていけば、
「原発がなくなる」という解釈よりは、「原発がさらに進化した」とする捉え方の方が私にとっては自然なんですー
息子とは逆向きになるのかもしれませんが、役目は変えないけど、スタイルは変えてもいいってことです。
私の役目は「よりよいエネルギーを自由に」という人の純粋な思いからはじまったことなんですから。
それが達成できるようにやり方を変えていくのは何もおかしいことではありません。

人でなし

そうでしたね。
原発さんはエネルギーそのものではないですもんね。
エネルギーを生み出し、送るシステムですよね。
そのシステム自体が変われば〜原発さんも変わる、、と。
でも人々も「原発さん」から、、、例えば「太陽光発電」にしようーってなっていますね。
まあ、、、まとまってはいませんが。

原発さん

はい。
原発から、他の発電システムに変わればいいと思っていますね。
ほとんどの人々が「原発」を、他の発電システムとは別ものとしてみているからですよね。。
だから「原発をなくして」他の発電で〜となるわけですね。
たしかに「枝に実ったリンゴ」という角度で見たらそう位置づけることもできます。
いくつか実ったリンゴの中に異常のあるものが一つあったので、それをやめて他のリンゴにする、、、。
この目線で「実った果実だけ」にフォーカスしてしまうと、
その実が繋がっている枝葉や幹、根のことを忘れていくことになります。
リンゴには実だけではなく枝葉、幹、根があるんです。
私自身は実かもしれませんが、幹や根元でもあるんです。
としたら、、、
その根元の意味とは?
そのリンゴの木、そのものの意味とは?
ってことなんです。
実だけでは成立しないわけですね。

人でなし

、、、、んー
これはぐぃっと掘り下げることになりましたねー
ここからは話が長くなりそうですね〜

なのでその前に放射能物質さんに質問なんですが、あなたはお父さんの役目の部分は受け継いでいないんですか?
「よりよいエネルギーを〜」っていうお役目。



次なるものは、人とどう対話するのか?